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寝取られ妻
第5章 シーン5
 でもどうなんだろう。世の中にこういったことしている人って沢山いるのだろうか。

 案外みんな知らない顔してるけれど、実はそっと秘密でしているカップルって多かったりして。

 そんなことを考えた。

 考えている時にはたと手が止まる。大輔とあたし今日は一つになってない。

 口でいってしまうことは今までもあったけれど、それはその前に一つになって、あたしが先に達してしまってという流れだった。

 後はあたしがどうしても駄目な日だった時、それで我慢してもらうとかしかない。

 大輔はそれでいいのだろうか。

 ロープやその他を片づけ終わり寝室に戻ったとき、まだ大輔は寝てはいなかった。

 あたしはするりと大輔の横にもぐりこむと甘える様に大輔の胸に頭を乗せる。

「おつかれさん、さあ、寝ようか。」

「ねえ、一つ聞いて良い?」

「なんだよ。」

「大輔さん今日、あたしと一つになってないよね。」
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