この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
水流金魚
第3章 溺れる金魚
「どうしたの?」

「ううん、何でもない。ほら、新幹線の時間、遅れちゃうよ」

 何でもない振りをして笑った。私達は、東京行きの新幹線に乗り込んだ――。隣に座って笑い合って、今日だけは普通の恋人同士でいよう。

「優祐さん」

「ん?」

「今日は、花のことだけ考えてね」

「も~。流石に照れるね」

 新幹線が出発して、見慣れた景色が遠ざかった。今から二人きり、誰も知らない場所に行ける。なのに、ほら、また……。隣にいても切ないのはどうしてだろう。本当はもう分かっている。だから私は――。
/45ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ