この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
木之花ノ夜想曲~夢語り~
第10章 "恋"


「うわぁーっっ…!!」

ガバッと起き上がる総司!!

良く見ると自分の布団の上である。


「・・・・・・・夢・・・・・ですか・・・・」

激しい動悸が止まらない…
ちらりと横を見ると、瑠衣がすやすや眠っている。


(・・・・・
なんて夢みてるのでしょうかね私は…)


瑠衣の顔を見、今の夢を思い出し真っ赤になってしまう…

口元に手をやっても、どうしても動揺を隠せない。


(何故あんな夢…
私どうにかなったのでしょうかね…!?)


それでもつい瑠衣の顔を見てしまう…
さっきの切なげな顔が頭から離れ無いのだ。


(綺麗な顔してますよね、頬なんか柔らかそう…
それに唇も……)


つい不謹慎な事を考えてしまうのは仕方が無い、免疫が無くても総司だとて男だ、周りのせいでもあるが最低限の知識くらいはある‥主に原田辺りの春画だが・・・


(あぁーっ!!
どうしたら良いのでしょう私は…)


その頭の中は混乱状態真っ只中である…

そもそも女性に免疫の無い総司、この動悸や感情をどうしたら良いのか皆目見当が付かない。


(橘さんを見てたらドキドキしたりします…
この間の朱雀様の時……苛々したのは何故??)


あの道場の覗き見していた時の苛々感、そして今見た夢の止まらない動悸……
慣れない感情にどうすれば良いかと本気で悩む。


(こういう時は事実を知っている山崎さんに……
あぁ…監察で居ないのでしたね…
近藤さん‥には言いたくありませんし…
山南さんは話になるかなぁ?
…あぁ土方さん!!)


女の事に関したら百戦錬磨の土方、瑠衣の名を出さないで相談してみるのも良いかも知れない。

そう思い付き、パタパタと着替えを済まして総司は一目散に土方の元へ向かった。

/735ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ