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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第11章 "遊"

薄い茂みに小さく咲き誇る薄紅色の花、男に抱かれる商売をしている割には綺麗に整っている月詠の中心…
身売りされ男を取らされている遊女ならば、普通こんな綺麗で無垢そうな体というか花をそうそう拝む機会は無い‥男に蹂躙され尽くすからだ。
「ぁぁ・・・土方はん・・・早く・・・」
「我慢出来ねぇか?
意外に節操がないな…」
「そんな・・・でも‥もう我慢出来ひん・・」
やらしく腰をくねらせ、花は男を誘うように濡れ動き、早く男の怒号が欲しいと目まで潤んで…
全く‥もう少し遊ぶつもりだったが、こうなったらこっちも引けない、月詠の内腿から手を放し手早く下履きを脱ぎ捨て、既にいきり立っている己を月詠の泉の中へと早急に突き立てた!!
「あぁぁ!!
すご‥ぁぁ・・・」
(たくっ…
俺とした事が余裕ねぇな…)
これでも他人様よりは女を抱いて来たと自負して来たが、月詠相手ではそうも言っていられない
中が妖艶に絡み付きねり、此方が簡単に持っていかれそうだ…
「あんっ・・・えぇわぁ・・・」
やっぱり土方の力はかなり強い、体の中に力が満ちてゆく‥勿論共同体である瑠衣にも…
それに女の扱いも上手いし、この月詠を本気で感じさせてくれる
気に入った、瑠衣に多少何か言われたって離す気は全く無い、こんな美味しくて良い男は中々居ないのだから……
「はぁぁ…土方はん・・・」
自分から土方の首に腕を絡め、もっとと此方も腰を動かす‥何故か土方は少し驚いた顔をしているが、そんな事は関係ない 気持ち良い行為に夢中になる。
月詠が首に腕を回し此方を涙目で見つめて来る…
(・・・!?)
その顔が・・・何故か一瞬‥瑠衣に見えた・・・
(どうかしてるぞ俺は…)
幾ら月詠と瑠衣が幼なじみとは言え、行為の最中に女の月詠の顔が、男である瑠衣に見えるとは・・・
(間違ってもそっちの趣味はねぇぞ…)
衆道(男)の趣味なぞ無い、自分はずっと女一筋だ‥
なのに何故一瞬ながらもそう見えたのか??
よく分からん…
とにかく今は目の前の月詠に没頭したい。
実は・・・
土方の驚異的な感が見せた真実の一片なのだが、土方はそれをまだ知らない…
暫く土方はそれで悩む事になるのは後々の話である・・・・・
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