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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第16章 "真"


洞窟内で暫く寄り添って眠っていた総司と瑠衣…
その顔はどちらも安心で幸せそうである・・・



「・・・んっ・・」

瑠衣は洞窟内に入って来る、朝日の眩しさに目が覚めた
横ではまだ眠っている総司が…


(…信じます…
何があってもあなたを…
例え先の世から見る事になろうとも…
私は…私は…総司あなたを愛しています…)


そっと眠っている総司の頬に、思いと共に口付けをする…

そして立ち上がりもう一度洞窟内を見た…

夜とはまた違い、朝日の反射でキラキラと日の色に輝いている。


「…綺麗…」

大地は今、自分に恩恵は与えてくれない…
だが此処にはまた違う不思議な力があると思う…

「聖域??」

そんな力が込められたこの洞窟…
偶然なのかそれとも…




「ん…」

総司も目が覚める…
隣に瑠衣は居ない…
慌て周りを見る総司…

其処には朝日を浴びて、一糸纏わぬ姿で洞窟を眺めてる瑠衣の姿があった。

銀色の長い髪が朝日に反射し、白い体が透き通ったように見える肢体‥これ以上美しいものは見た事がない…
総司は眩しいものを見るように、その目を細めた。


総司の気配に気づいた瑠衣は、そちらの方に振り向むいた。

そして微笑んで…

「おはよう…」

そう一言…

「…おはよう…」

総司も瑠衣の笑顔につられて微笑む。

洞窟内を見ていた瑠衣は、総司の隣に戻って来たのだが…


「………」

何故か総司の顔が赤い…

「…?????」

よく分からないという顔の瑠衣。

「…瑠衣…
その‥朝から裸なのは…かなり目の毒ですよぉ…
つい襲いたくなります」

「えっ?」

昨日服を消してから瑠衣はずっと裸のままだ…
総司としては理性と本能の間で葛藤しているのだが・・・


「・・・あっ!!」

やっと気づき、"瑠衣"の着物を取り出すと、慌てて着替え始めた。


「助平っ…!」

「男はみんな助平です」

クスクスと笑いながら、自分も着替えている。

「本当に男って…」

呆れながらも姿変えを忘れない。

肩より少し長い髪と目は茶黒に…
まぁ髪紐が無いので髪が結えないのだが……


「瑠衣…」

「何ですか?」

声も何時も通りに少し低めに戻している。
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