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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第17章 "試"


橘瑠衣としては全力だった…

"神撃"も"神足"も使い、結界符も結界石も使って戦った…
瑠衣として最大限の攻撃だったとは思う。

ただあの"鬼"の力が強かっただけ…
だから瑠璃が飛び出す羽目になった…。

今更だが…

「自分は自分の全力を出したつもりです、手加減出来るような相手では無かった…」

「ならば、後悔は無いだろう…」

「……
後悔は多分別の所にあるんだと思います…
斎藤さんを守れなかった、自分は暴走してしまった…
それで沖田先生に迷惑を掛けてしまった…」

「初めから構う余裕は無いと言ったのはお前だ、そこは後悔するな…
気を失ったのは俺の不注意もあるからな」

「…はい…」

「分かれとは言わない、だが過ぎた事を後悔しても先には進まん…
いいな…」

「…はい、ありがとうございます」

「俺もまだまだ精進が必要だしな…」

微かに笑う斎藤。

「…自分もです」

斎藤につられて瑠衣も微笑んだ。




それから少しだけ瑠衣に変化が出て来た・・・

相変わらずの所は相変わらずなのだが、前よりも自然に表情が出て来ている。

そして、屯所の中でも隊務の時でも、総司と二人なら名前で呼ぶようになった。



更に、上級を一匹倒した事で水晶が二つになり、山崎が"裏"に加わる事に・・・

そこで土方は二組に分け、交互に夜番をさせる事に変更した。

勿論総司と瑠衣は同じ組である、その代わり夜番明けに昼の通常隊務が回って来る事に…

夜番明けの夕方と次の日の朝どちらかで、更に多く巡察が付くし、師範もしなければならない。

総司と瑠衣にとっては久々の通常隊務である。



因みに‥水晶を渡される時に、瑠衣は当代様にこってりとお説教を食らったのは瑠衣だけの秘密だ……
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