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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第17章 "試"


「それで副長、答えは出ましたか??」

土方の自室兼執務室に総司・瑠衣・山崎・斎藤が呼ばれ作成会議中

「あぁ…
五日交代、が一番効率が良いと思う…
五日夜隊務、一日非番それが体の負担少なくやりやすい」

「せやなぁ、その位なら負担は軽いさかい動きが鈍らんで丁度えぇ…」

土方の言葉に山崎はウンウンと納得する。

「そうですねぇー
私も賛成ですね…」

「自分も納得です」

「あぁ…」

「なら依存はねぇな、それと普通の夜の巡察だが、ボチボチ入れる…
勿論"鬼"に会わねぇように隊長格に鏡を持たせ、順路に"鬼"が出そうなら迂回して回って貰うが仕方ねぇ…」

最近不逞浪士の数も徐々に増えつつある、浪士共は夜に行動する事が多い(悪巧みだから当たり前…)


「かなり危険ですね」

「あぁ…
不逞浪士より"鬼"に喰われたら話にならねえ」

「もっとぎょうさん鏡があればえぇんやけどなぁ…」

鏡は自分達が四つ所持しているので、残りの一つを他の隊に回すという話になる。


「…多分鏡は簡単に作れる物と違うと思います…
作れるなら此方にもっと回って来ている筈です」

あれは素材から何から全て特殊な物を使って出来ていて、材料一つ調達するだけでも相当苦労をした筈…

それに加工したり術式を彫り込んだりする職人、五枚作るのにどれだけ手間と動力を必要としたか想像するだけで、気が遠くなる程、とてもじゃないが量産は夢の話だろう。


「あぁ…
俺も橘の意見が合ってると思うぜ」

「俺達が一づつ、後は他の隊に回すのも一つの手だと思いますが?」

「だがな斎藤、お前ら山崎に捜索させて、お前が"鬼"を斬るんじゃ無かったか?
だったら尚更必要だろう」

「せやなぁー」

「総司の方もそうだ、基本的に橘が捜索、総司が斬るで役割分担している、とてもじゃねぇが他の隊に回すってのは無しだな…」

これには斎藤も総司も渋い顔しか出来ない・・・
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