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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第19章 "縛"



『ズジャ…ドス…ザンッ』


辺り一面、首の無い者・真っ二つに切断されてる者、両腕を斬られ苦しみまくる者…

血溜まりと死体に囲まれ其処はまるで地獄絵図・・・


(後は何処です!?)


土方の方を探って見るとあらかた片付いてる…
という事は奥の部屋…
総司は慎重に近づき襖を開ける・・・


「うおりゃぁー!!」

掛け声と共に浪士共が飛び出す!


『ザシュ…』


そんな浪士を一刀の元に斬り捨てて、残りの浪士の元へ走る。


『ドス…ズジャ…ザシュ…ザシュ…』


全て一撃で致命傷となる剣筋で次々と斬り倒す…
そこにあるのは屍ばかり…
家の中に血の匂いが充満している…

そんな事はお構いなしに次の敵を探す総司。


(後気配がある場所は…)


横の押し入れから殺気を感じる…
そっと押し入れに近づき、障子ごと貫く…

「はあが…!」

案の定浪士の一人が隠れていた。

「次は…」

総司はドンドン奥へと進む…


『ザシュ…』


「一つ…」

出て来た浪士を斬り捨て、また進む…

「おりゃー!!」


『ザンッ』


首を跳ねる…

「二つ…」

更に横から不意打ちとばかりに出て来る!


『ドスッ…』


振り向きもせず、刀だけを横に浪士を突き刺す。

「三つ…」

総司はただひたすら更に奥へと奥へと進んで行く…
其処にいる敵を全て斬り伏せて・・・・・





最後の戸に辿り着く、中には山崎の気配がある…

敵の気配は無い、山崎が先にこの場所を確保したのだろう…

総司は覚悟を決めて戸を開ける…
そこには数人の浪士の死体と山崎、鎖に繋がれている瑠衣が居た・・・




瑠衣の姿に総司の目が丸くなる…
山崎が突出に着物を掛けてくれた様だが、全身血だらけ…

それに…
男達の快楽の跡が分かる…


「・・・・・橘さん…」

悲痛な顔をする総司…

その後ろから土方も入って来た…


「!!!!!
ひでぇ・・・・・・」

一目で女だと気付いた、山崎の言いたかった事はこれだろう。

その前にやり方が酷すぎる…
全身血だらけ、山崎が切った後なのか縄の痕がはっきり残っている、そして男共の快楽の証し…

幾ら何でもやり過ぎだと、鬼の土方でさえ思ってしまう…

総司の方を見ると、悲痛な顔で唇を噛み締めている…
こいつは知ってたんだなと直ぐ思い付く。
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