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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第19章 "縛"


土方と山崎が出て行った後……


「・・・
何時まで抱き締めてるんですか??」

「しつこくなりそうだったので、追い払ったまでです」

「そうでは無くて…」

「嫌…ですか?」

「嫌では無いですが、人前は流石に吃驚しました…」

「ああでもしなければ止まらなかったでしょう?」

「それは・・・」

総司が瑠衣の肩に顔を埋める…


「……
心配したのですよ」

「総司…」

「あまり心配させないで下さい…」

「すみません…」

こう言われは、瑠衣に反論の余地は無い
総司ギリギリの確信犯である。


瑠衣の髪がサラッと揺れる……

「あ…
総司からお借りしていた髪紐無くしてしまいました」

「良いですよ、まだありますから」

「そうでは無くて…
髪紐買ったんです…」

「えっ??」

「だから…
お揃いの………」

「クスッ…
元気になったら見せて下さいね」

「はい…」

此処でやっと、総司は瑠衣を離す気になったようだ…


「…総司、最近抱き癖ついてませんか…」

「私は何時でも抱き締めたいのですよー」

「なっ…」

総司は自分の布団を引き始める…

「男って、そういうものです」

「せめて時と場所だけは弁えて下さい……」

諦め半分の瑠衣…
惚れた弱みか強くも出れない…

「分かっていますよ」

総司は笑いながら答え、手早く寝間着に着替え、布団の上に座る。


「・・・・・」

「瑠衣??」

黙っている瑠衣を不思議に感じたのか、総司は声を掛けた。

「え??」

「考え事ですか?」

瑠衣は首を横に振る。

「何だかボーっとしてました」

「眠いのですか?」

「そうでは無いんですが、ただ何となく…」

総司は瑠衣の布団に移動し、また抱き締める。


「疲れが出たのでしょうかね?」

「さぁ…」

お互いの顔が近い…
二人は引き合う様に接吻をする…

「…瑠衣」

総司の接吻が少し荒く激しくなる…

「んっ…あんっ…」

そのまま瑠衣を押し倒そうとする総司に慌てる瑠衣…

「ま…待って…」

「どうしました?」

その間にも耳や首筋に唇を落とす…

「だって‥汗かいたままですし…風呂入って無いですし…」

「クスッ…
私は構わないのですけどね…
そうだ…
ならば一緒に風呂入りませんか??」

「はぃっ!?」

突然の提案に驚きを隠せない…
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