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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第5章 "誠"


土方の睨みに原田も小さくなる、そんな中に瑠衣が道場に入って来た。


「宜しくお願いします」

入口で一礼し、近藤の前で頭を下げ道場の真ん中に立つ


「「「可愛い…」」」


原田・永倉・藤堂の意見は完全に一致した・・・

「・・・・・・・・」

斎藤は相変わらずの無表情で何を思っているのか分からない…

幹部連中が色めく中、近藤の側に座っていた総司がゆっくりと立ち上がった。


「橘さん防具は?」

「要りません…」

「竹刀と木刀どちらでやりますか?」

それには瑠衣はしばし考え……

「木刀でお願いします」

「…分かりました」

総司は木刀を二本持ち、一本を瑠衣に渡す…


(((総司とやるのかぁ!!)))



永倉・原田・藤堂の三人は焦りの色を隠せない

"手加減知らずの総司"幹部ならば全員分かっている事だ


(・・・・・・・・)


流石の斎藤もこれには少々驚いている


「橘君、他の幹部でも良いのだよ」

山南は最後まで総司との立ち会いを渋っているようだ

「山南副長、自分でしたらお構いなく…」

そんな山南をやんわりと制す瑠衣…


(さぁて、どう出るか…)

土方の方は近藤の隣で瑠衣の出方を楽しそうに伺ってる


(鬼が出るか蛇が出るか、それともただの張り子の鼠か…)


総司と瑠衣、二人は間合いを取り、何時でも手合わせ出来る状態に持って行った


「審判は永倉君、君に任す野戦式の一本勝負、良いね?」

野戦式‥士道に背かなければ、卑怯な手を使わなければ、何でもありの一本勝負

殺る事まではしないが、腕の一本骨の数ヶ所折れても問題ないという意味合いも籠もっている


近藤は永倉を指名し永倉は頷いて両者の間に立った…
そして‥永倉の手が上がる・・・

「始め!!」


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