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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第20章 "追"


実はもう一人の人物も、刀のある場所に来ていた。

だが持ち上げようにも、刀は石の様に重く持ち上げる事が出来ない。

仕方無く、刀はそのままに先の道に進んだ…。







「あぁ!!…はぁぁ…んあっ…」

瑠衣はまだ高杉に責められ続けられていた。


「くくく…
気も失わずに責めがいがあるって言うもんだ…
どうだ、良い感じだろう?」

「あぁぁ…糞…ったれっ…んあぁぁぁ!!」

「まだ、そんな口が叩けるのか…
気丈なのも損だな…」

瑠衣の花は蕾は堅く花芽はこれでもかという程敏感になり過ぎ
胎内は高杉の際限の無い責めで濡れ溢れ、地面までをも濡らし、それでも溢れ出て来る…

高杉の手も、瑠衣の胎内から出る蜜で濡らし時折光って見える…

それでも胎内を責める手は、瑠衣の弱い所を集中的に弄んでいる…


「あぁぁ…はぁっ…ああっ…」

何時まで続くか分からない拷問のような快楽…
高杉を睨みつけ様にも、既にその力すら残っていない…

朧気に見える高杉…

顔だけなら土方並に良い顔立ちだが、その目は欲で細め‥いや違う、その瞳の奥は何かが違う、何か分からないが欲望の裏に隠れている影‥

それは狂気だという事を、今の瑠衣はまだ知らない……


「はぁぁ…ぁぁ!!」

責め続ける高杉を怨みつつ、過ぎたる快楽に耐え続ける…


「くく…
まだいけそうだなぁ…
何度達した?
意外と節操がねぇなぁー」

高杉は更に瑠衣の胎内を弄り、その動きをまた早くした!

「やっ…はぁぁんっ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

背中は弓の様にしなり、体をガクガクさせて、瑠衣は何度目か分からない絶頂に達した……




「其処までにしろや…」

何時の間にか高杉と瑠衣の後ろに、男が一人立っている。

「なんだ?
せっかくの楽しみを邪魔するのかぁ…」

高杉は瑠衣から手を離し、男の方へ向く。


「其奴は貰って帰るぜ…」

刀を抜く男…

「ふん…
やってみろよ」

高杉も刀を抜く。


「はぁはぁはぁはぁ…」

瑠衣はまだ肩で息をして意識が朦朧としている…

だが、今来た男の声は聞き覚えがある…

低いが綺麗な声…


「はぁ‥はぁ‥はぁ‥はぁ‥はぁ‥ふ‥くち‥ょう‥」
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