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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第20章 "追"
総司が瑠衣の寝間着を持って来て、着替えさせてくれた。
「あ…
ありかとう……」
なんとなくなのだが、つい顔が赤くなってしまう…
そのまま抱き上げて布団に下ろしてくれる…
そして総司も一緒に瑠衣の布団に潜る。
(相変わらず温かいなぁ…)
総司の体温が心地良い。
「瑠衣…」
「はい?」
「もう一人で追っては駄目ですからね…」
「…はい……
懲りました・・・」
ついつい布団の中で小さくなる…
「はぁー
本当に分かっているのですかねぇー」
布団の中で小さくなっている瑠衣を引っ張り出す。
「分かってます…
此処の所で色々懲りましたから…」
瑠衣も流石にバツが悪いのか、顔を布団で隠している。
「私の心配事も減りませんねぇー」
「…ごめんなさい…」
顔を隠している布団をそっと捲ってみると…
すこし顔を赤くした瑠衣が、すまなそうに総司の顔を見ている。
「クスッ…
分かれば良いのですよ」
そっと瑠衣に顔を近付け、そしてそのまま唇に触れる…
「そっ…」
口付けは段々と激しくなって…
「はんっ…んっ…そ…総司っ!!」
「はぁ…何ですか?」
「幾ら何でも無理です………」
無気力に総司の胸に顔を埋めてしまう。
「・・・・・
まぁ仕方無いですよね…」
そう言って総司はしっかり瑠衣を抱き締めた…
「・・・あっ・・・」
抱き締められて密着したせいで、総司の欲の熱棒が自分に当たっているのが分かる……
「・・・・・
仕方が無いでしょう、好きな女の方とこうしている訳ですし…
不可抗力です!!」
顔を赤くして、総司は半分言い訳のように言い放つ…
「・・・・・」
瑠衣は急に布団の中に潜る…
「瑠衣???」
瑠衣の突然の行動がよく分からない…
だが直ぐに、瑠衣が何をしようとしているか、はっきり分かった…
「ちょっ…るっ…瑠衣!?」
瑠衣は布団の中で総司の寝間着をはだけさせ、下履きから欲望を取り出し…
そして、それをそっと両手で握ぎってみた…
「くっ…!」
ピクッと体が反応する…
その間にも、瑠衣の唇が総司の熱棒の先に優しく当たる…
「る…瑠衣……
はぁ…何処でそんな事を覚えて来るのです?」
「はぁ…知識としては知っていますが…実戦は初めてです」
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