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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第21章 "術"


そっと屯所内を歩き自室へと向かう。

そんな時気配が一つ…


「よぉー
遅い帰りだな‥」

「副長…
只今戻りました」

瑠衣は土方の嫌みにも負けず、ケロッとして対応してる。

「ちっ、相変わらず仲が良いなお前ら」

寝不足の上、仲良く朝帰りする総司と瑠衣に対する嫌みなのだが、二人には全く堪えて無いらしい……


「まぁー
土方さん、今日は足を延ばして、瑠衣が符を取りに行ってたんですよぉー」

総司も土方の嫌みは完全無視だ・・・


「符?
あの"鬼"を近づけさせねぇってやつか??」

「はい、予定通り十枚手に入れて来ました」

「手に入ったのか!!」

「とりあえず立ち話も何ですから、昼間正式に伺います」

袋の中身を全て探られるのは少々不味い、だから敢えて昼間と強調した。


「あぁ分かった、兎に角俺は寝るぜ…」

眠いと言わんばかりに、土方は片手を上げ自室へと戻って行く。


(成功成功っと…)


上手く土方を退け、瑠衣は思わずニヤリとほくそ笑む。


「瑠衣、その笑い方、人が悪いですよ・・・・・」

「そうですか?
さて、自分達も部屋に戻りましょう」

瑠衣は何事も無かった様にサラリと言う、まぁ瑠衣にしてみれば、何事も無かったと同じ事だが…

「そうですね、このままだと本当に朝になって仕舞いますしね」

総司も頷いて、二人は自室へと戻って行った・・・・・





昼前ー


あれから自室に戻り一眠りした後、しっかり朝餉に顔を出し(土方は居なかったが‥)昨日の荷物の仕分けをしながら、土方に渡す分だけを別に取り置き、今日も書類整理に取り掛かる。

総司は道場の方に、師範として顔を出して居る様である。


(はぁー
隊士達の叫び声が聞こえて来そうだ・・・)


筆を片手にしながら、思わず隊士達にご愁傷様と言いたくなるのは仕方が無い。


実際隊士達は総司にボロボロにされるのだが・・・・・

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