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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第22章 "罠"


「・・・・・
…はい……
まだ抜けてません…
ですが、暫くすれば抜けますから大丈夫で・・・んんっ!?」

話し終わる前に、突然総司が口付けをして瑠衣の言葉を遮った…!!


「んあっ! そうじ…はんっ…」

更に深く瑠衣の口内に舌を入れ、追い掛け絡みとり吸い尽くす…
どちらの体液か分からないくらいに舌は絡まり合い、銀色の水筋が瑠衣の唇から流れ落ちた・・・


「あぁぁ…あはんっ…あぁ!!」

ただそれだけで、体は燃えるように熱くなり、ゾクゾクする快感が体中を駆け抜け達しそうになる…

自分で自分の制御が効かない…
何処までも総司が欲しくて欲しくて堪らない…
思考が朦朧としてしまって、何も考えられなくなっていく………


総司は瑠衣を布団に押し倒し、胸元を広げ器用にさらしだけを取り、帯に手を掛けて外してしまう…

瑠衣の上半身が、薄暗い蝋燭に照らされて仄かに赤く見える…
更に下履きにも手を掛け、下着を全て取り去ってしまった・・・


、今の瑠衣は着流し一枚が軽く引っ掛かっているだけで、その裸体全てを総司にさらけ出している…

総司の方も瑠衣から少し離れ、着てる物を全て脱いでしまう…


「此処ならば幾ら声を上げても大丈夫ですから、我慢しないで…
薬が抜けるまで私は何処までも一緒に居ますから…」

「総司……うん……」

現実は気が触れそうな程辛い、体中が快楽を‥総司が欲しくてジュクジュクと怪しく疼く‥
流石に其処までは、恥ずかしくて総司には言えない…


「跡消えちゃいましたね…」

総司は胸元の口付けの痕のあった場所に、新たに快楽の痕という花びらを付ける…

「あんっ!!」

普段ならば、多少痛みと感じるこの行為でさえ、体は大きな快感と捉えてしまう…
もう片方にも口付け赤い痕を付ける…


「本当は体中に付けたいのですよ…
私のものだってね…」

クスッと笑いながら、総司は危ない事を言ってのける…


「総司がそうしたいなら別に構わないよ?
私も‥総司に付けてみたい…」

「私にですか?
私も瑠衣がそうしたいのならば、構いませんよ」


瑠衣の同意の言葉に、総司は更にと体中の至る所に情事の花びらを散らしていく…


「あっ! あっ! あぁぁ!!」

次々襲う快感に捕らわれながら、瑠衣も総司に抱き付き、その胸板に薄い痕を残す・・・
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