この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
木之花ノ夜想曲~夢語り~
第24章 "山"


煙管を加え、二人の変化に溜め息を吐き出す土方であった・・・・・





自室に戻り、藩邸に行く為に、また着替えを始める総司、まさか正式な場所に着流し姿と言う訳にもいかず、キッチリと羽織り袴を着る。


(はぁー
肩が凝りそうです…)


馴れない会議に、会津藩士相手の稽古…
何か言う訳にもいかず、暴走する訳にもいかず…
実は気を使い過ぎて、かなり疲労困憊気味だったりする…

つくづく表向きの仕事は性に合わない‥今回の事で嫌な程実感したが、将軍警護が終わるまで解放して貰えないだろう……

しかし、それを愚痴る訳にもいかず、つい何時もの笑顔で心の内を隠してしまう。


(そういえば土方さんが、瑠衣の様子がおかしいと言ってましたね…)


眠っていて一向に起きない瑠衣、此方も疲れているのだろうと総司は思う、だからおかしいと見えるのでは??

何時もの感の良さも、こう多忙だと働かないらしい、だからこの時、瑠衣の変化を見逃してしまう結果に…

これが後で後悔する事になるのだが……


総司は瑠衣を起こさないように部屋を出て、一人会津藩邸へと向かった・・・・・







昼過ぎー


瑠衣は昼餉を貰いに、炊事場へと足を運んでいた…


「おぅ橘!!」

お気楽な口調で、山崎が瑠衣を呼び止めた‥が…


「どうかしましたか?」

山崎の言葉に振り返る瑠衣、だがその表情を見て山崎は固まってしまう…


「あーいや…
此から昼餉かいな?」

「はい、昼餉が終わり次第、報告書を作成して、副長に回しますが??」

「そ…
せやな、邪魔して悪かった」

「いえ、では自分は此で…」


/735ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ