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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第24章 "山"


「今何月だと思っているんですかっ、師走ですよ師走っ!!
そんな時期に上半身裸なんて勘弁ですっ!!」

「良いじゃ無いですかぁー
誰も見てませんし・・・」

「そう言う問題ですか………」

中途半端のさらしを巻き終え、着流しを直す…
勿論!上は脱がずにだ……




「はぁ…
何だか私もここのところの鬱憤が抜けた様です」

「鬱憤ですか??」

刀を差し直し、髪を結い直す、はっきり言ってボロボロだ…


「えぇ…
会議って嫌いです…
毎日毎日同じ事を……」

総司は羽織りの雪をほろって着直している…


「あー
それは分かりますね」

自分も現代で嫌って程、体験済みである

「どうせあの手は裏で動きますからね…
表の会議は、はっきり言って便宜上の辻褄合わせですよ…
公式書類のね」

「瑠衣、随分詳しく無いですか??」

瑠衣は眉間にシワを寄せて、嫌ですという顔をしている??


「私でも、あれだけは嫌いですよ、本当に毎日毎日………
無表情で居るか、愛想笑いで居るか…
お飾りで呼ばれた時なんて最低ですね……
朱雀やってると、毎日会議があるんです…
一年くらいやってみますか?」

「え…
遠慮します・・・・・」


総司も顔をひきつらせ、瑠衣を同情の目で見ている・・・


「朱雀様、名前は良いですが、実際面は結構地味な仕事多いんですよっ!!」

「あははは‥は………」

笑う声もつい引きつってしまう・・・


「というより、分かっているなら変わって下さいよぉー
私の性分では無理ですあれ…」

瑠衣の背中に抱き付いて愚痴る総司……
気持ちは分からないでも無い気持ちは。


「はぁ…
代われるものならば、代わってあげたいんですけどね…
此ばかりは……
必要なのは"剣豪沖田総司"ですから」

「こんな時だけ、祭り上げないで欲しいです・・・・」

「だから気持ちは良く分かりますって…
"朱雀様"っていう、お飾りを良くやってましたから…」

「そう言えば朱雀様居ました…」

総司はまだ背中に抱き付いているのだが…


「はぁ…
やっぱり…」

「あっちは凄いですねぇー
何を言われても、ニヤリと笑って返すんですよぉー!」

「あぁ…
やっぱりやる事は同じですか・・・」
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