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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第6章 "同"


「これ位の青痣、昔は毎日の事でしたしね」

と何事も無いようにけらけら笑う…
こうなると此方は諦めるしかない。


「分かりました、あまり御無理はしないで下さい」

「勿論です
あっ、帰りに甘味所に寄りましょう、私美味しい所を知っていますから」


(甘味好きは事実なんだな)


沖田総司の甘味好きは割と有名な話、そっちが本当の目的かとつい思ってしまう…


荷物を持ち総司の部屋に着くと畳んだ布団が一組置いてある、多分原田が置いて行ったのであろう、明日お礼を言わなくてはと思う

此処で生活するのだから幹部連中とは仲良くしないといけない、特に試衛館派には……


「夜も遅いですし荷物は明日整理に回して、今日はもう寝ますか?」

「そうですね」

瑠衣は原田が置いて行った布団を引き、荷物を隅に置いて布団の中に潜り込んだ
総司も隣合わせの布団に入る。


「では、お休みなさい」



こうして、怒涛の新撰組の一日目は過ぎて行った・・・・・


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