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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第25章 "帝"


「ふふ…凄いな…
では此方はどうだ??」

瑠衣の中心の花の更に後ろ、その小さな菊の門に手を伸ばして来た。


「えっ…あっ!?」

「…初めてか??」

瑠衣の溢れ出す花の蜜の力を借りて、瑠衣の後ろの菊門をゆっくりと責めてゆく…


「あっ!?…んぁっ…あぁぁ…やっ…はぁん…」

ゆっくりと時間を掛け、入り口の緊張を解し、柔らかく‥それでいて快感を得るように責め上げられる…


「体は素直だな…ほらもう…」

「いや…許して…あぁぁ!!」

指が一本、解れた菊門を通って中へと入って来た、その途端ビクンと身体が跳ねる、入って来た感触を身体は快感と捉えたのだ……

あり得ない快感に瑠衣は戸惑う。


「別に悪い事をしている訳では無い、衆道という道もあろうて…」

衆道…

つまり男色…

その愛する行為は…

瑠衣は朱雀様が何をしようとしているか悟り、首を横に振る・・・


「む…無理…です…主上…あっ…はぁん!!」

朱雀様は責める手を更に強め、クルッと身体を返され四つん這いにさせられ、朱雀様に卑猥な場所を全て魅せている形に…

菊門の中に指が二本…
既に滑りが良くなった中は簡単に指を飲み込み、抽挿されても痛みでは無く、擦れこすれる度に快感となり身体に蔓延して、背はしなり自ら腰を軽く振って更にと快楽を求めてしまう。


「此だけ体が従えば、無理な事は無かろう?」

花は更に蜜に溢れ内股まで流れ、後ろは柔らかく解きほぐれ、幾ら指を抽挿しようが快感の声を上げ…

それでも朱雀様は、ゆっくりと時間を掛けて瑠衣を開いていく…

傷付けるつもりは無い、だからこそ時間を掛け、瑠衣を高みに押し上げてゆく…


「あぁぁ!!…んっ…ぁ…あぁんっ!」

苦しい声は簡単に抜け、甘い声だけが部屋の中に響き渡る…


「はぁん…あぁ…も‥もう…あぁっ!!」

責め弄ばれ、瑠衣はまた果てのない高みへと登ってゆく…

こんな場所で‥こんな快感……
だが、身体は菊責めを快楽と受け止める…


「達するか?
ならもう少し強くしようかの…」

薄く笑い、朱雀様の責めの抽挿が早くなり、指を三本に増やされ、瑠衣を絶対的快感の中に引きずり込んだ!!


「あぁっ!! あぁぁぁぁぁーーっっ!!」

二度目の大いなる果てに、体はぐったりと寝所の、何枚もの絹の織物が引いてある床へと沈んでいった・・・・・
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