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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第26章 "考"


「んっ…瑠衣……」

口付けを続けながら、総司の手は瑠衣の着物の合わせから、胸へと向かって入っていく…

「んっ!!」

敏感に瑠衣の身体がピクンと小さく体が跳ねる。

さらしの上からだが、優しい手付きで瑠衣の胸を揉んでみると…


「はぁ…総司…さらし…」

「…取ります?」

頬を赤くして、コクンと頷くところがまた…

総司は激しい口付けのせいで、力の入らない瑠衣を抱き起こし、着物やさらしを脱がしてゆく。


「クスッ‥
相変わらず綺麗ですね…」

「…何処見てるんですか……」

「クスクス…全て……」

「・・・・・」

顔を真っ赤にして俯く瑠衣、何度も肌を重ねているのに、こういう事には馴れないのか、何時も顔を真っ赤にして恥じらう。

そんな仕草も、総司の心に火を付けるには十分過ぎる仕草である…
もっとそんな顔が見たい‥ついついそう思ってしまう。


「…瑠衣、顔上げて…?」

「んっ………」

おずおずと顔を上げる…

顔を真っ赤にし、瞳には涙を貯めて総司の顔を見る‥


「・・・・・」

そんな瑠衣の仕草に、総司まで顔を赤くさせてしまう。


(私も瑠衣と変わらないですねぇー)


つい、そんな事を思ってみたり…

瑠衣を抱き起こしたまま、もう一度口付けする…

「んっ…ぁぁ…」

また激しく深く瑠衣を責め立てる…
瑠衣は首に回した腕に力が入り、更に密着した状態になってしまう。

胸が腰が足が総司の体に当たり、柔らかいその感触がまた心地良い…

瑠衣も総司の帯を外し、そのはだけた胸に身を寄せる、まるで総司の温もりを欲してるかの様に…


「…寒い…ですか?」

総司は一度脱がせた着流しを瑠衣に羽織らせた。

「ん…
総司にくっ付いていれば寒くは無いですが…」

そう言いながらも、一応袖は通す。


「じゃぁ上に乗って!
ならば寒くは無いでしょう?」

「なっ………!?」

渋々ながらも、総司の膝の上に跨る瑠衣、こういうところは逆らう気は全く無い。

総司はそのまま優しく瑠衣を抱き締める…


「ねっ…
寒く無いでしょう?」

「…うん………」

着流しを着てるせいで、胸は見えるか見えないかくらいに隠れ、足も少しはだけて見える程度…
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