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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第27章 "辱"



(みんな元気ですかねぇー
いや、逆に増えてたりして…)


総司も久々の息抜きにご機嫌状態、何を言っても自分を普通に見てくれる子供達が嬉しい。

まぁ‥素姓は隠してはいるが………


「お待ちどうさん、饅頭三十個ありがとう御座いますぅ」

「あ…はい……」

代金を支払い、三十個の饅頭を両手で抱えて寺の方向へ歩き出す。





暫く街中を歩いていた総司は、不思議な違和感を覚えて立ち止まった。


(・・・・・・
付けられますね…)


このまま寺に行く訳にはいかない…
どうしたもんかと暫く悩み、素知らぬ顔して裏通りに向かって歩みを始めた。




裏通りに入り淡々と歩みを進める…


(はぁ‥こんな時に…
相手は六‥いや七人ですか……)


今日は古寺に行く為、刀を持参していない…
体術は一応こなせるが、七人相手となると少々キツい。


(・・・・・
無かったら奪うまでですね…)


この先は行き止まりだ…
総司は覚悟を決め、立ち止まり後ろを振り返る。


「隠れていないで出て来たらどうです?」

饅頭を隅に置き、相手を威嚇してみると…


「「「・・・・・・」」」


総司の声に呼応するように横道から浪人が七人、総司を囲むように現れた!!


「何者ですか?
私に用でもありますか?」

隙無く相手を見つめる総司、その殺気だけでも只人ならば動けなくなる程の威圧感。


「・・・・・・行け…」

何も答えず、一番後ろに居る浪人が合図を送る、それに反応して浪人達が刀を抜き総司に襲い掛かった!!


「…甘いですよ……」

突っ込んで来る浪人の内、一人の懐に入り腹に膝蹴りを決めた。

「う"っ…」

崩れ落ちる浪人の刀を奪い、そのまま他の浪人達に突っ込んで行く……


『ズシャ…ザシュ…』


逆袈裟と浪人の一人の両腕を斬り捨て、不適に笑い総司は次に向かおうと走り出す。


「やはり知らない刀は気に入りませんねぇー」

この刀の手入れ具合からして、斬れるのは四人が限界…
後は斬れ味が落ちてしまうだろう‥そう考えながらも次に向かって来る浪人の相手をする。


『ズシャ…』


喉元を一線!!
浪人は血飛沫を上げてその場に倒れていく。


(精々後一人…
次はどうする?)


後四人…
全て殺れるか…??
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