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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第28章 "謎"


「兎に角その報告書の一件はスッキリしました、副長に感謝します」

「あ…あぁ………」

瑠衣の素直な礼に、意外な程に照れる土方、案外照れ屋なようで…


「あれで土方さんは照れ屋ですからねぇ」

瑠衣の耳元で、コソッと話す総司に…


「総司っ!!
聞こえてるぞっ!!」

序でに地獄耳でもある。


「ぁはは…
疑問もある程度解決しましたし、もう夜遅いので自分達は此で失礼します」

「あぁ…
今の話は他言はしねぇ、また何かあったら相談に乗ってやるよ」

「ありがとう御座います副長、では失礼致します」

報告書を持ち、総司と共に土方の部屋を出た・・・・・







「・・・・・・」

土方の部屋から出てから終始無言の総司……


「どうかしましたか?」

瑠衣は不思議に思い総司に声を掛けると…
その言葉に総司は、壁に背を付いて腕組みしながら瑠衣を見た。


「……
まさか、彼処まで話すとは思いませんでした…」

「彼処までとは??」

「朱雀様と何を探っているのか…
意外とアッサリ言うのですから」

その事かと思い、瑠衣は総司を見詰める、まさか赤裸々に言うとは思っていなかったのだろう。


「別段隠す事も無いと…
それに副長は一度見ていますし」

当代様と共同戦線の時、その場に土方も居た…
ならば、黒の術石を当代様が破壊するのも見ていた筈‥自分は気を失っていたが……


「それに封印の場所が分かっても手は出せません、自分も見ましたが、かなり手が込んでいますんで…」

「破れ無いのですか?」

「かなり難しいかと思います」

総司は瑠衣を見てまた暫く考え込む・・・


「………
瑠衣でも破れませんか?」

「自分ですか?
そうですね、やろうと思えば出来ない事はありませんけど、かなり複雑で面倒な仕掛けですから、出来る事ならば手は出したくは‥無いです」


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