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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第28章 "謎"


「・・・どなたかね・・・」

屋敷の奥から、白髪の老人の神主様が姿を現した。


「!!!」

瑠衣はその老人の姿を見て驚きが隠せない。


(…師匠…
何で此処に……
それもご丁寧に姿替えまで………)


一見老人に見せかけているが老人では無い…
自分と同じ姿替えの術を使っている。

兎に角、驚ていても始まらない。


「あ…あの…
おはよう御座います、朝早くからすみません、たまたま此方の神社に寄ったので、本殿の方が見てみたくて…
宜しいですか神主様??」

老人の神主様は此方をずっと眺めている。


「あぁ…
構わないよ、好きなだけ見て行きなさい」

「ありがとう御座います」

瑠衣は一礼して屋敷の玄関から出たけど…


(はぁ…
師匠‥間違い無く気付いたな……)


師匠と言っているが、正確には、この時代はまだ師匠では無い…
いわゆる仙人‥かなり破天荒だが・・・


(しかし…
この時代では神社が塒だったとは・・・)


しかし変だ…
師匠は陰陽道は使わない筈…

仙人なので使用するのは仙術…
どちらかといえば、朱雀の使う内なる力に近い。

予想外の人物に、考えがつい師匠に行ってしまった…
が、本殿に着き、本来の目的で動き出す事にした。


「…意外に普通だな…」

御神体に鏡、祭壇は一応普通の形式…
周りを見ても特に変わった物は置いていない。


(ならば御神体か?)


瑠衣は祭壇に近づくのだが……


『ピリッ…!!』


「???
何かの結界に触れた!?」

だが、様子を見ても何かが発動する気配は全く無い。


「・・・・・」

兎に角、そっと御神体に近づく瑠衣‥危険ならば近寄らなければ良い事だ。


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