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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第31章 "壊"


「ん……
瑠衣非番だって聞いたから、ちょっと相談事」

「自分にですか?
兎に角、入って下さい」

瑠衣は書物を置き、藤堂の為に座布団を用意する。


「ありがとう」

ちょこんと座る藤堂…
自分より背が低いせいか、子供にも見えなくも無い……
実際は年上なんだが…(一応は・・・)

年が明けているから、瑠衣は二十、藤堂・斎藤・総司は二一という事になる。

瑠衣も向かいの座布団に座り、藤堂に訪ねる事に。


「それで平助、相談事とは?
自分でないと駄目なんですか…??」

「うーん…
左之や新ぱっちゃんだと話にならないし、総司や斎藤だと話難いし…
で、瑠衣話聞いて!!」

「…はぁ……」

その発言だと女絡みか…

新八や左之だと、からかいの対象、斉藤や総司だと女に興味無し‥と言った所…
それで残るは自分。

仕方が無いといった顔で、藤堂を見る瑠衣。


「あ…あのね……
前に一度言ったよね‥島原の天神月詠さん」


(・・・それか・・・)


何を言われようと、此だけは協力する事は出来ない。


「…言ってましたね……」

「うん…
で、会いに行きたいんだけど、一緒に行く人居なくって…」

「平助…」

瑠衣は、藤堂の言葉を途中で止めた。



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