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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第33章 "乱"


あの蔵の中で何が行われているのか…
確かに自分は知っている‥有名な話だ。

鬼の副長の名は伊達じゃ無い…
この一件がそれを証明している。


「……
長くなりそうですね…」

総司は、蔵の中で行われているだろう土方の拷問を考えている。

「そうですね…」

瑠衣は、此からの拷問を思い渋い顔をしている。

その間も枡屋の絶叫は止まない………


「私‥少し屯所内を歩いて来ます」

総司はじっとしてられなく、部屋を出て行く。


「人間‥見てはいけないものもあるんですよ…
総司……」

敢えて土方の拷問方法は言わなかった、知らない方が良い事も世の中にはある。


「副長も鬼に成り切れるか…
いや、なるんだろうな……」

瑠衣は一人静かに目を閉じた。






名を古高俊太郎と名乗ったきり、この男は口を割らない。

平隊士二人が竹刀を持ち、褌一枚姿の古高を打ち据えている。


「こんな程度じゃ吐く気にならないか…??」

土方は古高の前で煙管を吸い、ニヤリと余裕顔で笑いながら相手を見ている。


「お前ら、竹刀では無く馬鞭に変えろ!!」

土方の指示の元、平隊士は鞭に持ち替え古高の鞭打ちを再開。


「ぎゃゃゃゃゃ―――!!」

鞭打ちは竹刀所の話では無い、鞭は体に食い込み、無数に皮膚が裂け血が流れる。

少し経つと、古高の血が蔵の床に血溜まりとなり広がっていく…


「まだ話す気にはならないか…」

「・・・・・・・・・」

鞭打ちは更に続く…

蔵の中は古高の絶叫が響き渡る。


(意外としぶとい…
平隊士共もここいらで限界だろう……
こっちの隊士を潰しても話にならん)


そう判断し、土方は平隊士を止めた。


「お前ら古高を二階から逆さ吊りにしろ、それが終わったら休め」


「「はっ!!」」


土方と言葉通り、古高の足首に縄を巻き、滑車で上まで吊す。

そして土方に一礼して、隊士二人は蔵から出た。

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