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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第8章 "常"


「此処か?」

「そうみたいだな」

男達の声がして部屋の中に武士の形をした三人組が入って来た…

「こりゃまた偉い別嬪じゃねーか」

「今日はツイてるな俺達はよぉ」

「おい、お前があの店の奴が言っていた女か?」

可もなく不可もなく、それなりに姿形は整っている、それに‥まあまあの光を持つ力…
男達の言葉に瑠衣は小さく頷いた。


「ほおー
生娘のように見えるが男好きか?
たまらねーな…」

「あっ・・・」

男の一人が瑠衣の顔をまじまじと見、腕を掴んで窓際から男共の中へと引き寄せた…

「くくく…
肌も滑らかで触り心地が良いぜ…
なぁ俺からで良いか?」

瑠衣に触れた男は離そうとせず、自分が座った前に羽交い締めのように瑠衣の体を抱き締め他の二人を見ている‥多分此奴が三人の中で一番偉いのだろう。


「ちっ、仕方が無い…
俺達は酒でも飲んでるか…」

「何時も一人だけ美味しい所を取りやがって…
壊さない内に回せよな」

「そう言うな、酒を飲みながらでも楽しめるだろ?
こうしてな!!」

「えっ?…あっっ!!」

急に俺の手が着物の両の合わせを掴み、力を込め一気に引っ張る!!

合わせは崩れ剥き出しの胸が露わになり二人の男達の目を楽しませる結果に…

「おいおい、随分発育の良い胸してんな」

「でけぇー」

「揉み心地も良いぜ、手から溢れる位デカいが吸い付くような滑らかさだぜ」

躊躇いも無く胸を揉みしだき少しだけ硬くなって来た薄紅色の突起をギュッと摘まむ!!

「んっ…あっ!!」

感じているからではない、摘ままれた痛みから声が勝手に出てしまう…
だが男達は喘ぎ声と勘違いしたようだ。

「そんなに良いのか?
思った以上に淫乱だな…
ええぃ胸だけでは物足りぬ!!」

しゅるしゅると帯を解き肌襦袢の紐を引き、最後の一枚の襦袢の紐を解き襦袢を取り去ってしまう…

男達の目には着物を軽く引っ掛けているだけの裸体の女‥全て脱がすより中途半端の方が余計興奮する事を瑠衣を捕まえている男は熟知しているよう…
相当遊び馴れた雰囲気を醸し出している。

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