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木之花ノ夜想曲~夢語り~
第8章 "常"


「もう良いだろ…」

瑠衣を捕まえている男は責め立てていた男の行為を止めさせ、瑠衣を布団へと連れ込んだ…

引っ掛かっている程度の着物を脱がせ、自分も手早く下穿きを寛げる。


「たっぷり鳴かせてやるぜ…」

「・・・んっ!!」

瑠衣に覆い被さり興奮し熱くなった己が熱を一気に瑠衣の中へと突き刺した!

「・・・ん・・・ぁぁ・・・」

入って来る…男の力が…今の自分では力を吸収するのを止められ無い…

普通"時渡り"をし、力強い者から力を頂く時は殺さない程度に貰う力に制限を掛ける
だが今の状態だと力不足で貰う力に制限が掛けられない、それに少々力ある男という程度になると力全てを奪っても足りないのが現実、だから華因に数人と言ったのだ。

瑠衣の心中を知らずがむしゃらに腰を動かす男、こうなると男の方は止まらない、本能なのか全てを出し尽くすまで行為を続ける、其処にはもう快楽も快感も無い…

「ん・・・ふぅ・・・」

なりふり構わず揺さぶられ時より自然に声が漏れる、何度も白濁を叩き込まれ男は遂に瑠衣の横へと転がった。


「へへへ…
次は俺だな…」

転がっている男を布団の向こうに転がし、今度は自分だとばかりに瑠衣を四つん這いにさせ熱を突き立てる…

この男も同じ事、果てるまで盲目に腰を振り瑠衣に僅かながらの力を置いてゆく……

二人目も転がったと思えば三人目、いい加減転がっている男が死んでいるのに気付きそうなものだが、興奮し欲情している男は全く気付いていない。




「・・・・・こんなものか・・・・・」

三人の死を冷たく見詰め瑠衣は言い放つ
気分が良い訳では無いが欲に目が眩んだ男達が招いた結果だ。


「さっさと後始末をして茶屋を出ないと…」

男共の白濁が気持ち悪い、幸いそういう場所なので洗い流せそうな少し大きめな桶が布団の側にある

手早く後始末をし着物を着直して瑠衣は足早に出会い茶屋から立ち去った・・・・・

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