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兄嫁と隣家の妻達
第3章 裏の家 人妻 八重(やえ)
午後の役員会後に社長室を訪れた。

「今回の盗作には、参ったわ!」

「お疲れさまです。」

「役員会では示談になったんだけど、2500万だと。高くついたわ。

裁判になれば、会社の信用もガタ落ち。下手すれば会社も倒産だわね。」

「社長も大変ですね。」

「大変どころの騒ぎじゃないわよ!あと500万なんとかしないと。」

「えっ、お金が揃ってないんですか?」

「龍と話している場合じゃないのよ。」

「あっ、それでしたらいい人が居ますよ!」

「誰?本当で貸してくれるの?」

「貸す、貸さないはわかりませんが、相談するだけでも価値があるかと。」

「誰よ?」

「絵理香社長も知ってる人ですよ。ちょっと連絡してみます。」

ラインを立ち上げて、連絡する。(今、どこですか?)

「隣町で買い物しているみたいです。10分ぐらいで会社に来るそうですよ。」

「誰なの?」

「来てからのお楽しみです。受付に行ってきます。」



「こんにちは。」

「あら、誰かと思ったら、八重さんじゃない!久しぶりですね。」

「ほんと、久しぶりですね。」

「いらっしゃいませ。わざわざお越しいただき、誠にありがとうございます。」

「龍。そんな歯の浮くようなセリフ言わなくていいよ。」

「早速で申し訳ありませんが、何も聞かずに500万貸して下さい。」

「私からも、お願いします。」

「500万ねー。いいわよ。その代わりに龍をたまに貸して貰えば。」

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