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兄嫁と隣家の妻達
第4章  前の家 専業主婦 亜紀さん
「最後まで?」

「はい、この風子さん、途中から有料放送するんですよ。」

「有料?」

(知ってるくせに~。知らない振りしているんだ。)

「ええ、有料放送で服脱いでオナニーするんですよね。」

「そんな放送見てるんだ(笑)」

「はい。男の性ですかね。そんな年頃なんで。誰にも内緒でお願いします。完全に直しますんで。そこのところよろしくお願いします。親にだけは。」


「あぁ、なるほど、消去すれば再生するようにプログラムされてますね。」

「不特定多数の人がアクセスしてますから、今の状況ではわかりませんね。」

「ここの場所が解っているの?」

「いいえ、このPCが解っているだけで、場所までは特定できません。

犯人を捕まえるのなら、放送中でないと解りませんね。」

「えっ、放送中?」

「そうですよ。亜紀さんがどんな放送しているのかわかりませんけど。

放送中に、俺が撃退しますよ。」

「そ、それをしなかったら、どうなるの?」

「ジャックされるか、変な邪魔されるかと。」

「変な邪魔?」

「ですね。例えばカメラの向きを変えるとか、先ほどの動画を流されるとか。

まぁ、遠隔操作出来るし、動画でもプログラミングしてあるくらいだから

性質が悪いですよ。駆除しないと永遠に引っ張られますよ。」

「でもねぇ。放送中に龍くんが近くにいるんでしょ?」

「そうなりますね。」

「はぁ...そ、そう...」
なかなかOKしないので、先ほどの録画を再生させよう。



「はぁ、はぁ、いいの~、ここがいいの!」

突然、再生されて緊張している亜紀さん。

「またか。」

録画を消そうとして、手を止めた。

「あれ?この画像は...」

後ろを向いて確認する。

解っているのに声に出して確認する龍。

「この部屋?えっ、まさか...風子さんが...」

亜紀さんを見つめる龍。

亜紀さんもカミング・アウトした。

「そう...私。」

恥かしそうにモジモジしている。

「なるほど。熱狂的なファンの悪戯か?」

「悪戯?」

「たぶん、止めて欲しければ、俺も放送に加えろ?みたいなことを要求してくるよ。」

「えっ、いやよそんなの、絶対に出来ない!」

「どこの誰だか判らない奴より、俺のほうがいいのではないかな?」

「......」

「どうしますか?」

「お願いします。」
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