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兄嫁と隣家の妻達
第4章  前の家 専業主婦 亜紀さん
「でも、今日は、昼からバイトなんだよね....」

「今日も放送するんですか?」

「できれば....」

「わ、解りました。なんとかしましょう。」

「えっ、本当にいいの?バイト休んで平気?」

「えぇ、大丈夫だと思います。」

(本当は、始動し始めたところなので、骨格だけでも完成させたかったんだけど

今晩、徹夜でがんばりますか。)

「で、何時から始めますか?風子さん。(笑)」

「14時から16時までだけどいいかな?」

「解りました。では、13時30分にはお邪魔しますね。」

「ありがとう。バイト代は出すからね。」

「いいですよ。まだ、駆除したわけでないので。成功報酬でいいですよ。」

「いいわよ。成功したら弾むわね。」

「ありがとうございます。」



「それと、質問が1つあるんですけど。」

「何?答えられる範囲なら答えるわよ。」

「なぜ、亜紀さんみたいな綺麗で裕福な人が放送をしているのか?疑問なんですよね。」

「う~ん。それはね、やはり...見て貰いたいからかな?」

「えっ、旦那さんに見せるだけでは駄目なんですか?」

「夫にはそんな事できないわよ。」

「旦那さんの前でやったら喜ぶと思いますけどね。」

「怖くて出来ないわよ。嫌われたら....そう考えると、出来ないの。」

「そんなもんですかね。俺なら喜んで見ますけどね。」

「ありがとう。お世辞でも嬉しいわ。」

「お世辞なんかじゃないですよ。有料まで見ているんですから。」

「あぁ、そうだったわね。」



「でも、本当に見せたいだけですか?」

「それもあるけど....お小遣いも欲しいなぁ。」

「小遣い?医者の奥さんがですか?」

「そう。お金の管理は夫がしているから。自由に使えるお金がないのよ。」

「ふ~ん。大変なんですね。」

「欲しいって言ったら出してはくれるけど。ご近所さん付き合いで喫茶店やランチに誘われても行きにくいのよねぇ。」

「そんな誘いするのは八重さんか。」

「そうそう。だけどいつも奢ってもらってばかりだから。」

「いいんじゃない!奢ってもらっとけば!」

「そんな訳にはいかないわよ!ケチって思われても嫌だしね。」

「ご近所付き合いも大変ですね。」

「でも、一挙両得だったんだけど、こんなに早くにバレるとは計算間違いだったわねっ。」

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