この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
いじっぱりなシークレットムーン
第13章 Final Moon
「好きだよ。俺の腕の中であなたが女になる瞬間、また俺はあなたを好きになってる。いいよ、もっとえっちになって。俺がいないといけない身体になれよ」
「ん……」
「俺みたいに、陽菜にしか感じないようになって?」
ピリと、なにかが破られる音がする。
「あたしに、感じてるの?」
「ああ」
「もっと感じて? あたしだけの男でいて」
そう言った途端、俯せにされて背中に朱羽を感じた。
背中に朱羽の熱い唇が押し当てられる。
「あなたのナカで、俺を男にして」
そして腰が持ち上げられ、疼いてたまらない場所に、朱羽の欲の楔が打ち込まれた。
「ん……」
耳に聞こえる朱羽の声に、繋がっているところがきゅんきゅんしてくる。
朱羽とひとつになっていることを実感すると、感動がとまらない。
「こら。もっとナカにいれてよ。追い出さないで」
悪戯っ子を叱るように笑いながら、朱羽の質量あるものが根元まで胎内に押し込まれ、その息苦しさに浅い息をした。
「は……気持ち、いい……。あなたと繋がれて……幸せ……」
朱羽はあたしを抱きしめながら、陶酔したような声を出した。
あたしのお腹でドクドクと朱羽が息をしているようだ。
赤ちゃんを育てている錯覚に陥り、愛おしさが増してくる。
「陽菜、こっち見て。ん……」
頭を捻り唇を重ね合わせた瞬間、朱羽はゆっくりと動き出し、大きなそれであたしのナカの壁を大きく擦り上げてくる。
擦り合う度に、ゾクゾクとした強烈な快感が止まらない。
「ああんっ、気持ちいい。朱羽、ああ、あああ……っ」
「陽菜、好きだよ。好きだっ」
朱羽はあたしを抱きしめたまま、苦しげな声をあたしの耳元で囁きながら、抽送を大きくさせる。
「ああああ……っ」
目まぐるしい快感が、あたしの身体の芯から広がってくる。
好きなひとと繋がれたこの感覚は、この上なく至悦。
心も気持ちがいい。