この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
いじっぱりなシークレットムーン
第13章 Final Moon
「……ああ、やだ……っ、やだっ」
太股になにかが垂れる感触がして、足を摺り合わせると、朱羽の足があたしの足の間に割り込んでくる。
「本当に垂らしたの?」
「……っ」
「いやらしいね、陽菜。好きな男にどうされることを想像したの?」
耳に囁かれる声。
熱く潤って流れ落ちる蜜。
これはすべて朱羽への欲情。
「朱羽……っ」
放置されているあたしの秘部が、刺激が欲しいとひくついている。
「朱羽……っ」
「触って貰いたいの? あなたのそのいやらしい蜜があるところに?」
あたしは頷いて朱羽の胸に顔をすり寄せる。
「駄目。鏡を見る」
途方にくれたような顔をしながら、蕩けた顔。
「じゃあショーツを脱いで、お願いしてみて」
鏡の中の朱羽が笑う。
「陽菜?」
だからあたしは、両手の指をショーツの端にかけ、そのまま引き下ろした。その瞬間あたしの身体がふわりと浮き、ベッドに腰掛ける朱羽の膝の上で両足を広げられた。
目の前には鏡。
鏡の前で、ショーツを穿いていないあたしの秘部は丸見えとなる。
「やあああっ、朱羽っ」
「見て」
「やだ、朱羽っ」
「鏡を見て、陽菜。俺に欲情したんだろう? それは恥ずかしいこと?」
「でも汚いし……」
「汚くないよ」
「汚いっ」
「汚くないから、あなたのここに口をつけたり舌で舐めたりしたんだよ?」
「……っ」
秘部が震えた。
「見て、鏡」
朱羽に促されて、恐る恐る鏡を見た。
溢れ出た蜜が、お漏らしのようにシーツを濡らしている。
黒い茂みの中にあった、生々しいもの。
思った以上に、肉感的でグロテスクだった。
「ね、綺麗だろう?」
「綺麗じゃないよっ、こんなところ……」
朱羽は指を伸ばして、花弁をぱっくりと左右に押し開いた。