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いじっぱりなシークレットムーン
第13章 Final Moon
 

「っ!!」

「ああ、綺麗なピンク色に輝いてる。なんだか神秘的で神々しい。……陽菜、俺が可愛がって愛している場所だよ。見て」

 再び鏡を見せられる。

「大きな花弁を開いたら、真ん中に芯があるだろう? ここをこうやって触ると……」

「ひゃああああっ」

「可愛い。気持ちいいの?」

 朱羽はギターでも弾いているように、蜜を掻き分けるようにして前後に指先を揺らす。

「ああ、あああ……」

「鏡を見て?」

「……っ」

「気持ちいい?」

 鏡の中のあたしは、惚けたようにして喘いでいる。

 うんうんと、ガクガクと頭を上下に振る。

「だったらいつも俺が挿りたいと言っているところを、見ようか。ああ、手が凄く濡れちゃった」

 朱羽はあたしの肩から顔を出し、あたしの頬に自分の頬をつけるようにして、蜜でふやけたような指を口に含んだ。

「朱羽っ」

 慌ててやめさせようとしたが、朱羽は笑って離さない。

「すごく好きなんだよ、あなたの蜜。今にもあなたのそこに蜜を舐め取りたいくらいだ」

「……っ」

「ふふ、真っ赤。想像しちゃった?」

「してない、もん!」

「ふふ、だけど俺の唾液がついた手をあなたの部分に戻したら、キスしていることになるのかな」

 朱羽の指が花園に向かう。

 中心に触れられた瞬間、ぶるりと身震いする。

「可愛い」

 あたしの頬にちゅっと唇が寄せられ、そして頬をつけたまま鏡の中から語りかけられる。

「すごいよ、ほら音聞こえる?」

 ぱしゃぱしゃと洪水を掻き分けるような音が聞こえる。

「そんなに俺に触ってもらいたかったんだ。すごく悦んでるね……」

 秘部の表面を前後に動く朱羽の指先。

 それを見ながら、羞恥がまた快楽となり足を無自覚に広げてしまう。

「朱羽、朱羽っ、あ…んっ、あっ、はっ、ああっ」

 
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