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いじっぱりなシークレットムーン
第14章 Secret Moon
  

「それとさ、じいさんが……」

「ん?」

「いずれ本家に住んでくれるのなら、あのマンションと車、どうしてもプレゼントしたいって。あそこが嫌なら、他のものを絶対プレゼントするんだって聞かないんだよ」

「あはは。朱羽が住みたいところにしなよ。きっとあのマンションも今帰ったらまた違う風景が見えるのかもしれないよ?」

 あのマンションで、朱羽と一緒にいる未来は感じられなかった。

 だけど今ならどうなんだろう。

「……なんだよ人ごとのように。あなたの家でもあるんだよ」

「へ?」

 朱羽が頭を持ち上げ、あたしの真っ正面に座る。

「同棲、しよ」

「朱羽……」

「結婚まで待っていられない。あなたと一緒に居たいんだ」

 懇願するような、切なそうな切れ長の目。

「ここを出たら、ひとまずあのマンションに来て。……荷物なんていらない。あなただけでいいから」

 朱羽が立ち上がり、あたしに手を伸ばす。

「支度をしよう。……今夜から、俺のところに……おいで?」

「ん……」

 あたしはその手をとり立ち上がる。
 
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