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いじっぱりなシークレットムーン
第14章 Secret Moon

「……ぁ。たまらなく……可愛い……もっと乱れていいよ。乱れながら俺を求めて?」
「……っ」
「愛してる」
その言葉であたしは弾け飛ぶ。
「朱羽、あたしっ、朱羽、ああ……あああああっ」
その瞬間、朱羽が苦しげな声を上げ、びくんびくんと痙攣するあたしの蜜壷に、彼の腰をぐっと押しつけるようにした。
あたしの奥で、朱羽が果てを迎えて震える。
少しだけ眉間に皺を寄せ、喉元をぐっと反らして、官能的な喘ぎ声を繰り返す朱羽は、誰よりも色香に満ちて。
薄い膜の向こうに朱羽の熱い迸りを感じ、思わず嬉しくて笑みを浮かべると、とろりとした目を向けた朱羽が、荒々しくあたしの唇を奪って貪り、情事の満足度と愛情を伝えてくる。
あたし達は、そのままベットに縺れるように倒れながら、蕩けるようなキスを繰り返して、抱きしめ合ったまま眠りについた。
……幸せの余韻を感じながら。

