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いじっぱりなシークレットムーン
第4章 Secret Crush Moon

「課長、インナー汗で濡れちゃっているから取ります。はい、パジャマの上着ますよ」
半裸のハアハア課長がまあ、エロエロだこと。あまりに無防備な姿さらけ出すから、加虐心が刺激されて襲いかからないために、紅潮して汗ばんだ胸板を、極力見ないようにする。
「ズボンどうしよう……。だけどそんなこと言ってられないね」
布団をかぶせて、とりあえず布団の下からもぞもぞとベルトを外す。
「し、失礼します……」
病人相手の背徳感というのか、このドキドキ感!
別に課長を犯すわけではないのに、課長が苦しげな顔でくっと喉元を見せるだけで、勘違いしたあたしの身体が火照ってくるけれど、お経を唱えながらズボンを脱がすことに成功。チャック下ろす時に、ちょっと熱いの触れちゃってドキドキしちゃったよ。
「はい、課長。お着替え終了です。次はお水飲みましょう」
課長がベッドから立つことを許してくれないために、攣る思いをしてなんとか手を伸ばしてコンビニ袋を引き寄せた。
熱など消耗疾患には「OS-1」。そのペットボトルは、解熱剤飲むときに既にあけてある。
上から飲ませようとするが、課長が飲みたくないといやいやするから上手くいかず、間近でじっと見ながら少しずつ水を飲ませていると、突然熱いキスをされていやらしい舌の動きをしてきたから、包帯のところをモミモミするとあたしから離れた。
鎮痛剤を飲んだのに、まだ痛みは感じるらしい。
別に風邪をひいているようではなかったから、解熱剤は風邪薬ではなく、鎮痛剤のバフ○リンにした。もうそろそろ熱は下がるだろう。
課長の苦しみも、それまでの辛抱だ。
おでこに冷えピタ貼ろうとしたら眼鏡が邪魔で、外させて貰うことにした。その振動で涙目になっている課長の目がうっすらと開く。

