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いじっぱりなシークレットムーン
第5章 Crazy Moon
 

「え? 結城? なんで結城?」

「あなたが寝ている間、あまりにうるさくあなたの電話がかかってくるから俺が出て彼と話した」
 

「結城と?」

「……そう。あなたがうちに泊まっていると話した」

「なんでそんなことを……」

「あなたの行方がわからないと心配していたのと、……隠したくなかったから。同じ土俵に上がるために」

「土俵って……」


 だが課長はそれには答えなかった。


「二週間、猶予がある。あなたが俺に抱かれたいと思うなら、たとえどんな理由があったとしても、もう彼には抱かれないで」

 それは痛々しいほどに凄惨な顔で。

「二週間後の金曜日に、俺がこう言ったりはぐらかしたりしている理由を話すから。ちゃんと俺の真意をあなたに言って、頭でぐだぐだ考えるあなたを納得させるから。だからそれまで、なんで俺がこんなことを言うのか理由がわからなくても……結城さんともう寝るな。あなたが結城さんを拒め」

 その目だけをしっかりと、強く。


「結城さんを友達と思っているのなら、……俺を少しでも男として意識して抱かれたいと覚悟を決めたのなら。……この先、あなたが女になりたいと思うのは、俺の元だけにしろ」


 その強さに、呼吸も出来ないほど……ドキドキがとまらなかった。 
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