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いじっぱりなシークレットムーン
第5章 Crazy Moon
 

 どっぽーんと温かい水に潜って意識蘇生。


 な に が 起 き た?


 もがくようにして水面から顔を出したら、結城があたしの腰に手をあて、そのままあたしごと衣里や社長がいるところへと運んでくれた。


「あはははは陽菜、なに死にそうになってるのよ!!」


 衣里さん、溌剌とした美しさと、その大きなお胸ときゅっとした腰が眩しいです。

 アトラクションではないところでもお楽しみ下さったようで、お幸せそうでなにより。キラキラ度が凄いです。


「カワウソ~。沼から出た顔は凄かったぞ! 口から水をざばぁ! がはははは」

 衣里を幸せにさせた社長の声は、あたしを不幸にさせる。


「あんな怖いものにいい顔なんて出来ませんから! あたしWEB担当なんです、そこまで営業モード出来ませんから!」


 その時、声をかけてきたお姉さんが居る。

 手には防水のポラロイドを持って、服装はなんだかよくわからない、温泉マークみたいなキャラクターが印刷されたTシャツを着ているが、はっきり言って可愛くない。ゆるキャラのなり損ない、みたいな。

 そんなTシャツにはここの施設の名前が入っていて、周りを見れば同じ格好の人達がいるから、きっとここのスタッフなんだろう。


「滑って降りられているところを映しました。以前まではホテル宿泊者のみのサービスとなっていましたが、実は今日は"ゆ~ちゃんDAY"なので、特別なゆ~ちゃんフレームでのお写真を、ホテル宿泊とは関係なく全員対象です。写真いかがですか? 500円です」

 衣里に渡されたポラロイド写真は、周りにぎっしりとTシャツのキャラがひしめき合っている。センスがないこれが"ゆ~ちゃん"フレームなのか。

 写真の方を覗き込むと、社長を抱きしめて嬉しそうな衣里と、両手を挙げてアトラクションを楽しむ社長。なんだか衣里に抱きつかれて顔が緩んでいるような気がするけれど、これは気のせいなのだろか。

 社長、結城のお母さんのことは中々忘れられないかもしれないけれど、衣里のこと意識しているのかな……。

 
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