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いじっぱりなシークレットムーン
第6章 Wishing Moon
「どうしても……触りたいんですか?」
いまだ躊躇するような課長の声が聞こえる。
「はい。どうしても!」
「ズボンを脱がなくてもいいですよね?」
「駄目です。生の課長が見たい。今直に触れられないなら二週間後やめにしようかなとか思うほど」
適当に言ったら、泣き出しそうな顔をして考え込んだ課長は枕を腰に当て、ちょっと身体を起こして片膝を立て、片足を伸ばして言った。
「……触るだけですよ?」
可愛い。嘘を信じたか。かなりぶっきらぼうで不満そうだけど。
「ありがとうございます!!」
「……くそっ、弱みにつけ込みやがって。耐えるこっちの身になってみろってんだ」
「何か言いましたか?」
「いいえ、なにも」
「だったらちょっと腰浮かせて下さい。ズボンと下着とりたい」
「……っ」
「課長、赤くなって固まらないで」
「あなたは……、他の男にもこうなんですか?」
「課長のを早く直接触りたいと思うの、課長は迷惑なんですか?」
「……っ」
よし、課長の質問返しの技で、課長が降参した。
迷惑じゃなくてよかった。
課長のズボンとなんとか太股まで下ろし、下着もちょっと下ろしたら、課長の纏う匂いとはまた違う……あたしのメスの部分を刺激するようなオスの匂いとともに、いきりたって反り返ったものがあたしの目の前に現れた。
「課長。すごく元気がいい……というか大きいですね」
課長の、ズボン地から露わになった太股の上に座る。
少し下ろされたズボンが、中途半端に彼の足枷になり、課長の動きを拘束しているようだ。
「綺麗……。あたしなんか凄くおかしな気分になってくる」
それは女のあたしにとっては異質な未知なる生き物であるのに、うっすらとピンク色のそれは課長の色気を纏っているように思えてドキドキした。
ちょっと濡れている感じでてらてらと光るそれは、両手で包み込むととても熱くて、直の課長に触れている気がして、愛おしくてたまらない。
青筋をたてたように筋張ったそれは、怒張していると言うのだろう。
こんなに男らしく猛々しいというのに、無防備さを晒す課長に触れているだけで、これを胎内に納めたいと願うあたしの女の部分が強まり、蜜壷の入り口がきゅんきゅんとして自然と蜜が垂れた気がする。