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いじっぱりなシークレットムーン
第7章 Waning moon
 

「……どこかで落ち合う約束?」

「違う! 社長は、俺とあなたをくっつけようとしているみたいで。その……」

 課長は言いにくそうにしている。

「別に課長が社長にふらっとしてもいい「よくないよ! そんなことはあるはずないんだけど、その……どうしても言わないと駄目?」

 課長の目が透明な膜で覆われている。そんなに言いたくないのか。

 だけど言ってくれないのは嫌だ。へんに疑ってしまうから。

「はい。言って下さい」

 課長は大きなため息をついてから、あたしの耳元で囁いた。


「"ここは周りに声が聞こえないので、思う存分、鹿沼さんと愛を育んで下さいね"……と言われたんだ」


 つまりは、セックスをすること前提での部屋の提供。


「はああああ!? なんですか、それ! それ二回とも言われたんですか!?」

 課長以上にあたしの方が真っ赤だ。

「いや、二回目は違うけど……」

「じゃあ二回目は?」

「……勘弁してよ」

「駄目です。さあ、言う!」


 課長は、気怠げにぼそぼそと言う。


「避妊具の用意がないなら、箱でお渡ししますよ、と」


「ま、まさか頼んでないですよね!?」

「た、頼むわけないだろう!? だけどそんなこと言われたら……あなたの顔がまともに見れなくなって。とにかく仕事を、と」

 
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