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いじっぱりなシークレットムーン
第7章 Waning moon

口を塞いだまま、根元まであたしの蜜園に滑らせながら粒を刺激する彼は、あたしの頭を撫でながら執拗に獰猛なキスを続けて。
無意識にあたしの腰も動き、彼の動きとはまた違う動きによる快感を生みだす。彼の首に両手を回しぴったりとくっつきながら舌を絡ませ、あたしはびくんびくんと震えながら果てを迎えた。
そして彼はあたしの尻のさらに下に滑り込ませるようにして、欲の白濁液を迸らせた。
互いの荒い息が止まらない。
それを抑えるように、朱羽はあたしの顔に啄むようなキスの雨を降らせて、落ち着かせた。
熱いものが腰にある――。
ぼうっとした頭のあたしは秘部の奥深いところに入れたくなったが、彼の手があたしの手を押さえた。
「子供は、ちゃんとして作ろう? こんな時じゃなく、ブルームーンの後に」
そう艶めいた顔で微笑まれた。
「それ……」
「どうとでもとっていいよ。ただ……あなたとの子供が出来たなら、俺、幸せすぎて死ぬかもしれない」
身体をぎゅっと抱きしめられて、耳元で嬉しそうに囁かれ、あたしは……そんな未来もいいなと思った。
付き合ってもいない、好きだと告白したわけでもない。
だけど朱羽の温もりとその声は、偽りないものだと思えるから。
その時だ。
「いいのか~? ここ貸し切りなんだろ?」
「いいんだって。だって混浴はここだけなんだぞ? 女ひっかけられるのはここしかねーんだから。気にしない気にしない、言われたら気づきませんでした~ってばっくればいいって」
あたし達は顔を見合わせた。
ここが混浴だということよりも、男が複数入ってくるということに焦る。
あたしは隠すタオルもない全裸状態だ。

