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いじっぱりなシークレットムーン
第7章 Waning moon
 

「朱羽、朱羽……ああ、もうイッちゃう、朱羽」

「陽菜、んん……すごいきゅうきゅうして俺のに絡みついてくる。ああ、挿れているような気がして、たまらない」

 切なく揺れる目で、あたしの顔中にキスを降らせてくる。

「朱羽、イク、イクの、イク……っ」

「ああ、わかるよ。陽菜のナカが変わった。陽菜、陽菜……、俺……っ」

「しゅ……う、朱羽、やぁぁああっ、イク、イク――っ」

「陽菜……俺も……うっ…、――くっ」

 太股を擦っていた堅いものがぶるりと震えて大きくなり、朱羽の悩ましい声とともに……欲の残滓は岩にかけられた。

 目が合うとキスが止まらない。

 唇を離しても、ちゅっちゅっと啄まれながら、ぎゅっと抱きしめられる。

「可愛すぎて……たまらないよ。何度俺に出させるんだよ」

 耳元で囁かれて、かっと赤くなってしまった。

 そしてはっと気づく。

「み、見られてる!?」

 しかしそこには――。

「そんなわけないだろう? 誰があなたの可愛い姿を見せてやるかっていうんだよ。そんなこと、俺が許すはずないだろう?」

「へ?」

「……見てないよ。やることやってさっさと帰ったよ。だからあなたの気持ちよさそうな声は、誰にも聞かれてない。誰が聞かせるかよ」

「……っ」

 ほっとした。

 朱羽は真剣な顔で言った。

「俺だけだ。あなたの可愛い声も顔も、俺だけが聞いて見れるの。こんなこと、俺もあなた以外としない。あなた以外としようとも思わない」

「……っ」

「あなただから、どんな時でもあなたを啼かせたくなる。覚えといて、あなたはそれくらい俺を惑わせる。だからあなたも、素直に俺に惑ってくれていいから。俺と居る時は、俺を求めて。満月の時のように、俺に狂って」

「……ん」


 あたしの長年のわだかまりも、朱羽の存在で融解していく気がする。

 朱羽の言葉は信じられる――。


 満月を肯定して貰えたようで、嬉しくて……朱羽の胸に頬を寄せた。

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