パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 Waning moon

　

「はぁぁあっ、朱羽、そこ、駄目っ」

　朱羽の舌が、膝立ちしているあたしの内股を蛇行する。

　秘部がきゅんきゅんと疼くあたしは、堪えきれず声を上げる。

「陽菜、垂れてる」


　そんな声と共に、朱羽の舌が内股を小刻みに上下に動かす。


「はっ、はっ、立てない。朱羽、あたしもう立てないっ」


　がくがくする両足。両手は持ち上げられた状態だから、上体がぐらぐら揺れる。


「駄目。我慢して。いやらしいあなたが悪いんでしょう？　いやらしいひとにはもっとお仕置きしないと」

　ぐらぐらしているのに、朱羽の触れる指先にいちいちびくつくあたしは、体勢を保てない。

「もっと足を開いて？　そういるとぐらつきがなくなるから」


　少しずつ膝小僧を開いていく。


「駄目駄目。もっと」

「こんな感じ？」

「それだったら倒れて、頭打っちゃうよ。もっと」

　体勢がかなり低くなったように思える。

　太股の筋肉を張り詰めて、なんで全裸でこんな格好をしているんだろう……と思ったのは一瞬。

　ざっと下で音がしたと思ったら、秘部にぴちゃりと音がした。

　震える花弁を左右に開く、細くぬめったもの。

「しゅ……ああっ」

「あなたは……ここを舐められるのが好きなんだろう？」

　笑い声と熱い息が、蜜で潤う花園に吹きかけられ、あたしは仰け反った。

　見えないだけに、朱羽の呼吸が秘部に吹きかかる度に、びくびくする。その上で、濡れた熱いものが花園を散らそうと音をたてて動くから、あたしは身悶えする。

「気持ちよさそうだね。舐めても舐めても……んっ、可愛い」

「喋らないで、吸い付かない……ああああっ」

　朱羽の両手が、宙にで揺れるあたしの両尻たぶを掴んだ。

　舌で花園を激しく散らされながら、尻たぶを強く揉まれていく。

　敏感になっている肌には刺激が強すぎる。

「朱羽、変になるっ、変になるから、んんんんっ、駄目、駄目ぇぇぇ」

　さらに朱羽は吸引の音をたてたり、悩ましい声を上げたり聴覚も刺激してくる。

　反り返る上体。

　朱羽の片手があたしの尻から外れ、今では下向きに反り返っているあたしの頭を弄った。

　しゅる……。

　目の縛めが解ける。


　暗闇に飛び込んできたのはオレンジの光。


　そして――。