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いじっぱりなシークレットムーン
第7章 Waning moon
「……っ」
あたしの両足の間に顔を入れ、挑発するような男の目であたしを見上げながら、あたしの秘部に口をつけている朱羽だった。
扇情的に目を細め、くっと顔を上げて秘部に密着するようにして、あたしの前の粒を、歯と舌で剥き出しているようだ。
「あああああっ」
身体が感じる秘粒の刺激の感触と、朱羽が悩ましげな顔であたしのそんなところを愛する姿は、戻ったばかりの視覚があたしの身体に、さらに官能の波を強く揺り起こす。
ああ、視界が奪われて、MAXになった感覚に視覚が戻ると、ここまで人間の身体は快感に鋭敏になるのか。
朱羽の攻めから逃げようと腰を浮かせば、朱羽が伸ばした舌を蜜壷に差し込み、顔を前後に揺らし、耐えきれずに腰を落とせば粒を舌と歯で刺激をしてくる。
どんな動きをしていても、朱羽の目が追いかけ、逃れられない。
いやらしいのは朱羽の目ではなくて、あたしだ。
朱羽にこんなことをさせながら、果てを目指して腰を振っている。
「ごめん……朱羽ごめん……気持ちよくてごめん」
朱羽を下にして舐めさせたかったわけではないのに、快楽に逆らえないあたしの身体は、謝罪の言葉と共に快感を訴えて上り詰めていく。
朱羽が花芯を強く吸い立てながら、左右に振る。
ああ、弾ける――。
果てを告げる嬌声。
後ろに傾く身体は、朱羽の膝によってゆっくりと倒れ、同時に上体を起こした朱羽が、あたしの足を頭の方に持ち上げるようにして左右に大きく開く。
「ちょ、な……」
「もっと大きい快感をあげる」
粒を舌で転がしながら、朱羽は蜜で溢れる蜜壷に中指をくりくりと動かしながら抜き差しをしてきた。
「駄目、イッたばかりなのに、それ駄目っ!」
「駄目? 俺の中指咥えて離さないけど」
「……っ」
「ここも赤く堅くなってる。舐めて欲しいんだね」
あたしの大好きな朱羽が、いやらしく舌をくねらせて黒い茂みの先にある粒を念入りに愛撫しながら、蜜壷には指が深く出入りする。
「ん、ぁぁあっ、変になる、朱羽っ、そこ駄目っ」
だが朱羽はやめずに、さらに動きを激しくさせる。
「あっ、あっ、んんんっ、いい、気持ちよすぎて……ひゃああっ」
ああ、朱羽にあんなに愛されている。気持ちいいことされている。
だけど足りない。
あたしだけじゃ足りない。