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いじっぱりなシークレットムーン
第9章 Lovely Moon
「朱羽、朱羽っ」
いやらしい視覚に加え、朱羽がごりごりとしたもので最奥まで擦り上げるこの感覚は、細胞を奮わすほど熾烈で、朱羽の両腕を掴みながら、あたしは髪を振り乱しながら大きく喘がずにはいられない。
「気持ち、いい?」
朱羽が激しい抽送のまま、少し片目をを細めて聞いてくる。
「うんうん、気持ちいいのっ、よすぎて死にそう」
「はは……。それは俺の台詞。気持ちいいんだ、あなたのナカは。本気に。一緒に、イク? イケそう?」
「……うんうんっ、一緒に」
「じゃあ、おいで」
朱羽が腰を打ち付けながら、あたたしの背中に手を回してあたしを抱き起こす。
「はぅんっ、深い、突き刺さる、朱羽っ」
対面座位。
朱羽の当てる角度が変わり、快感がさらに強まる。
「俺も、あなたが根元まで熱く絡みついてくる……」
朱羽の悩ましい息と朱羽の匂いをまた強く感じ、朱羽の首筋に両手を回しながら、朱羽の唇にあたしの唇を重ねる。
朱羽の身体が気持ちいい。こんなに互いの肌を弄るように密着したまま、快感を与えられるのってなんて最高なんだろう。
「朱羽のが凄く愛おしい……。ずっと欲しかったの……。繋がっているんだね……」
お腹を触ると、朱羽のがぐぐとまた大きくびくびくと動く。
「ひゃぁぁん、なに?」
「だから、不意打ちで可愛いことを言わないで」
苦笑しながら朱羽が下から大きく突き上げてくる。
「ああ、これいい。気持ちいい……っ」
内股をぶるぶると震わせると、朱羽は笑った。
「本当に、あなたは……上が好きだね」
朱羽が顔を傾けて、舌を絡めてくる。
キスする瞬間、朱羽が色っぽい顔をするのが好き。
「んぅんっ、んんっ、はあぁぁっ、好きなのは、上じゃなく、朱羽なのっ」
「はは。それでもいやらしく腰が動いてるよ」
朱羽の甘い声とより深く擦れ合う快感に、ぶるりと身震いした。