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いじっぱりなシークレットムーン
第4章 Secret Crush Moon
……LINEの通知をOFFにしていたのに気づいたのは、家に戻ってシャワーを浴びてから。
『陽菜、大丈夫!?
色々無理しすぎたんだね、ゆっくり寝てね。
明日無理しないでと社長が言ってた。
スマホは陽菜が上着に入れていたのわかってたけど、電話はやめとく。
返信はいらないからね、おやすみ。
それとね、あんたと結城を追いかけて、香月課長が血相変えて出かけていったわ。
私が帰りにバック届けると言ってるのに、社長の説得も耳も貸さずに、自分の部下なんだから自分が行くと奪いとられたんだけれど、なんだか凄い怖い顔で寿命縮むかと思った。
陽菜の電話番号聞かれたけれど、教えなかったわ。
だけどあんたがプリン好きだということは、なぜか課長知ってたから、それは今も変わってないのかと凄い顔で聞かれて、うんとは答えたけど。
多分陽菜の家に行ったと思うけれど、絶対中に入れるんじゃないよ。
まあ、それどころじゃないだろうけれど。
二次会も主役がいないからなしだって。
私は社長とまた飲み比べに行ってきます!
衣里』