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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第10章 再出発
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「お二人で、アメリカの家に遊びに来てください。」
華は、抱っこされた腕の中で、また隆三のところに行きたがり、むずがった。あらまだ行くの?冬がゆっくりと下すと、よちよちと歩いて、隆三と夏の元へと向かう後ろ姿が可愛らしかった。
「ええ…でもきっと静が嫌がると思うわ。お父さんがそちらに行きたいって静に言ったら、まだ新婚なんだから邪魔するなって怒られちゃったのよ。」
冬は耳まで赤くなった。
…静さん親にもそんなこと言うんだ。
思わず俯いた冬に向かってユウは優しく微笑んだ。
今泉は夕食時には家に帰って来ていた。あらもっとお友達とゆっくりしてくればよかったのにと冬がご飯の支度をしながらいった。
「お風呂もご飯もお母さんとお父さんには心配で任せられないから。」
今泉が、真面目に言ったので、冬とユウはお互いに顔を見合わせて笑った。
「お前は、子育ての先輩に向かってなんて口草だ。私だって面倒ぐらい…」
隆三は今泉の言葉にムッとし気を抜いた瞬間に膝の上にいた夏に眼鏡を毟り取られ、あ…こらっと慌てた。
「あら…お父さんは仕事が忙しくて、子育てなんて殆どされてませんでしたよ?夏さん、それはじいじの大切なものだから駄目よ。」
ユウが夏をたしなめつつ隆三の膝から抱き上げて笑った。
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華は、抱っこされた腕の中で、また隆三のところに行きたがり、むずがった。あらまだ行くの?冬がゆっくりと下すと、よちよちと歩いて、隆三と夏の元へと向かう後ろ姿が可愛らしかった。
「ええ…でもきっと静が嫌がると思うわ。お父さんがそちらに行きたいって静に言ったら、まだ新婚なんだから邪魔するなって怒られちゃったのよ。」
冬は耳まで赤くなった。
…静さん親にもそんなこと言うんだ。
思わず俯いた冬に向かってユウは優しく微笑んだ。
今泉は夕食時には家に帰って来ていた。あらもっとお友達とゆっくりしてくればよかったのにと冬がご飯の支度をしながらいった。
「お風呂もご飯もお母さんとお父さんには心配で任せられないから。」
今泉が、真面目に言ったので、冬とユウはお互いに顔を見合わせて笑った。
「お前は、子育ての先輩に向かってなんて口草だ。私だって面倒ぐらい…」
隆三は今泉の言葉にムッとし気を抜いた瞬間に膝の上にいた夏に眼鏡を毟り取られ、あ…こらっと慌てた。
「あら…お父さんは仕事が忙しくて、子育てなんて殆どされてませんでしたよ?夏さん、それはじいじの大切なものだから駄目よ。」
ユウが夏をたしなめつつ隆三の膝から抱き上げて笑った。
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