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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第17章 冬の嫉妬
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「あなたが言いたいこと…判りますよ。」
いつものようにおっとりした笑顔を見せた。
「奥様には隆先生のことを伝えているのでしょうか?」
ふたりの間で、一番苦悩しているのは蓮自身だ。
「いいえ。心配を掛けますから伝えて居ません。出張に出ていると説明してます。それに隆が知られるのを嫌がりますから。」
蓮はガラスのように繊細な隆とは、全く正反対に見えた。
「家族だから、心配して当たり前じゃ無いんですか?迷惑掛けたり、喧嘩したり、家族なんですから。」
冬は蓮の顔を真っすぐに見つめた。
「蓮先生が思っていらっしゃるよりも強い方たちです。だからきっと本当のことを伝えてもちゃんとそれぞれが対応できるんじゃないでしょうか?」
「そうですね…あなたのおっしゃる通りかもしれません。」
蓮はふっと優しい笑顔を浮かべた。
「先生達は、見ていてなんだか3人とも相手に気を使い過ぎて、痛々しい気がするんです。だから…あっ…済みませんお時間取らせてしまって…隆先生がお待ちですよ。では…。」
冬は蓮に頭を下げ、良い香りが漂うお昼時の廊下を足早に歩いた。
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いつものようにおっとりした笑顔を見せた。
「奥様には隆先生のことを伝えているのでしょうか?」
ふたりの間で、一番苦悩しているのは蓮自身だ。
「いいえ。心配を掛けますから伝えて居ません。出張に出ていると説明してます。それに隆が知られるのを嫌がりますから。」
蓮はガラスのように繊細な隆とは、全く正反対に見えた。
「家族だから、心配して当たり前じゃ無いんですか?迷惑掛けたり、喧嘩したり、家族なんですから。」
冬は蓮の顔を真っすぐに見つめた。
「蓮先生が思っていらっしゃるよりも強い方たちです。だからきっと本当のことを伝えてもちゃんとそれぞれが対応できるんじゃないでしょうか?」
「そうですね…あなたのおっしゃる通りかもしれません。」
蓮はふっと優しい笑顔を浮かべた。
「先生達は、見ていてなんだか3人とも相手に気を使い過ぎて、痛々しい気がするんです。だから…あっ…済みませんお時間取らせてしまって…隆先生がお待ちですよ。では…。」
冬は蓮に頭を下げ、良い香りが漂うお昼時の廊下を足早に歩いた。
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