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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第20章 Moronsの決闘

「もうすぐ帰って来ると思うわ。子供達はもう寝ちゃったの。」

子供の部屋を覗くとふたりとも寝息を立ててぐっすりと眠っていた。1ヶ月振りに見る我が子は、また少し大きくなった気がした。

「はい。ご心配をおかけしました。ちゃんと話し合ってみようと思います。」
そうね。それが一番良いわねと小鳥遊からコートを受け取って春は微笑んだ。
小鳥遊が部屋着に着替えている途中で冬が帰って来た。着替えが終わり、ダイニングへ行くと、冬も着替えて出て来た。

「本当にごめんなさい。疑った僕がいけませんでした。」

冬は小鳥遊をちらりと見て、遅い夕食の支度をし始めた。ここは良いわよ
、私がしておくからちゃんとお話ししなさいと、春は冬をキッチンンから追い出した。冬は大きなため息をつきながら、小鳥遊が座るダイニングテーブルの向かい側に座った。

「あなたに手をあげて本当に済みませんでした。」

「栄一郎さん…石動さんとの過去について何も言わなかったことは謝るわ。でも…昔は昔、今は今。もう石動さんとは全て終わったことなの。」

栄一郎のみが、知り得る管理者としての情報が冬には必要だった。

「本当は看護研究なんかじゃ無いの。睡眠薬盗難事件に関連したことをふたりで調べているの。」

「えっ!!なんでそれを?僕も院長から調べるように言われていたんです。あなた達はまた無茶なことを…。」

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