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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第20章 Moronsの決闘
…夫婦ふたりで、お互いに内緒にしあっていたのか。

「…で、どこかのやきもち焼きが、危うく全てを駄目にするところだったんです。あんな大きな騒ぎを起こして。」

…そうか…そうだったのか。

「本当に僕が浅はかでした。院長も人が悪い…トーコさんのことを教えてくれれば良いのに。」

「違うの。あの騒ぎに乗じて院長にその話をしたのは私なの。もともと石動さんは、睡眠薬事件で調べるようにと言われていたんです。」

「ええ…僕もそのように言われましたけれど、なかなか暇が無くて…。」

「そうですね。探偵を雇ったり、喧嘩したりする時間はあるのにね。」

冬の毒舌は続いた。

「本当に済みません。」

冬と栄一朗で5年分のデーターを調べていたとしたら、根気がいる作業だ。

「実はその件に少し関連しているのですが、外科医局長のことを院長は煙たがっていて、どうも近々辞職になるようなのです。」

冬はこのことを聞いても別段驚く様子も無かった。
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