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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第21章 Lose the Battle to Win the War
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――― 計画当日。
日勤も普段通りに終わり、小鳥遊が外来へ降りて行ったのを見計らって、冬はメモを小峠の前に静かに置いた。
「うーん。今日は行けるかどうか分からないよ?」
…禿っ。何をいまさら言いやがる。
「…そうですか。それは残念です。でもまぁ取り合えず20時に、ホテルの部屋で待ち合わせという事で。来るも来ないも小峠先生のご自由に。」
冬は定時になると、お疲れさまと言って、マンションへと一度戻り、シャワーを浴びで服を着替えた。
「お母さん。子供達晩宜しくね。」
「ああ…静さんとデートでしょう?判ったわ。ガクさんも当直だし、子供達と簡単に食事を済ませるから。」
「もし病棟の誰かから電話が掛かってきたら…。」
「判ってるわ…お友達の家に泊まりに行ったって言えば良いんでしょ?」
「うん。」
偶然にも今泉と院長との面談が、今夜だったので、急遽夕食デートをしようと今泉の提案だった。子供も見て貰う事になっていたし、今まで一度だって、家族の約束より、友人を優先したことは無かった。
…さて…どうやって…抜け出そうか。
冬は待ち合わせ場所の近くの寿司屋へと向かった。18時少し前の寿司屋は空いていた。今泉は既に来ていて、冬を見るとこっちと手招きをした。
…ああ。どう抜け出そう。
「ちょっと早いけど、フライングでトーコさんのお誕生日おめでとう♪デートってことで」
今泉は始終にこにこしていた。
「…で、院長は何だって?」
「うん。給料が、結構あがったよ♪アメリカに比べると微々たるものだけどね。」
アメリカから戻ることを早々に麻酔科医局長の藤田に知らせたので、院長に口利きをして貰っていたと今泉は話した。
「そう。それは良かったわ。これでまた皆、同じ病院で働けるってことね。では今日はそのお祝いしなくっちゃね。」
冬は温かいお茶のお代わりを頼みつつも、頭は目まぐるしく動いていた。
…静さんを…騙す方法何て考えられるだろうか?
日勤も普段通りに終わり、小鳥遊が外来へ降りて行ったのを見計らって、冬はメモを小峠の前に静かに置いた。
「うーん。今日は行けるかどうか分からないよ?」
…禿っ。何をいまさら言いやがる。
「…そうですか。それは残念です。でもまぁ取り合えず20時に、ホテルの部屋で待ち合わせという事で。来るも来ないも小峠先生のご自由に。」
冬は定時になると、お疲れさまと言って、マンションへと一度戻り、シャワーを浴びで服を着替えた。
「お母さん。子供達晩宜しくね。」
「ああ…静さんとデートでしょう?判ったわ。ガクさんも当直だし、子供達と簡単に食事を済ませるから。」
「もし病棟の誰かから電話が掛かってきたら…。」
「判ってるわ…お友達の家に泊まりに行ったって言えば良いんでしょ?」
「うん。」
偶然にも今泉と院長との面談が、今夜だったので、急遽夕食デートをしようと今泉の提案だった。子供も見て貰う事になっていたし、今まで一度だって、家族の約束より、友人を優先したことは無かった。
…さて…どうやって…抜け出そうか。
冬は待ち合わせ場所の近くの寿司屋へと向かった。18時少し前の寿司屋は空いていた。今泉は既に来ていて、冬を見るとこっちと手招きをした。
…ああ。どう抜け出そう。
「ちょっと早いけど、フライングでトーコさんのお誕生日おめでとう♪デートってことで」
今泉は始終にこにこしていた。
「…で、院長は何だって?」
「うん。給料が、結構あがったよ♪アメリカに比べると微々たるものだけどね。」
アメリカから戻ることを早々に麻酔科医局長の藤田に知らせたので、院長に口利きをして貰っていたと今泉は話した。
「そう。それは良かったわ。これでまた皆、同じ病院で働けるってことね。では今日はそのお祝いしなくっちゃね。」
冬は温かいお茶のお代わりを頼みつつも、頭は目まぐるしく動いていた。
…静さんを…騙す方法何て考えられるだろうか?
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